auひかり電話サービスの料金は安い!お得なオプションやauユーザー限定の割引も解説!

携帯電話の普及により最近では家に固定電話を引く家庭は昔に比べて少なくなってきていると思いますが、固定電話もあれば何かと便利なサービスです。
auひかりでは固定電話サービスを利用することもでき、特にauユーザーであればauスマートバリューの適用条件でもあるためauひかり電話に加入すると固定電話をお得に利用することができます。
今回はそんなauひかり電話サービスについてご紹介したいと思います。
Contents
1. auひかり電話サービスとは
ひかり電話はIP電話と同じようにインターネット回線を利用した電話サービスですが、その名の通り光回線を使用している電話です。
主にADSLなどの回線を使用しているIP電話とは違い、回線の安定性が高く通話品質も良いのがひかり電話の特徴です。
このひかり電話サービスであるauひかり電話を利用する大きなメリットは2つあり、月額料金と通話料がNTT加入電話に比べてかなり安く抑えられることが挙げられます。
一つ目の月額料金ですが、一般的にNTT加入電話を利用しているほとんどの方は、月額1,700円の料金がかかります。ですが、auひかり電話の場合は月額料金が500円とNTT加入電話に比べ1,200円もお得になります。
二つ目の通話料に関しては、NTT加入電話であれば市内通話、県内市外、県外と距離によって変わる通話料ですが、auひかり電話の場合だと全国一律8円/3分で通話することが可能です。
auひかり電話では同じ固定電話サービスでも月額料金と通話料がNTT一般加入電話よりかなり安く利用できます。
また、auひかり電話では通常の固定電話の電話番号が利用可能です。今までのIP電話では050〜から始まる番号を利用することになりますが、auひかり電話では03〜や06〜などの通常の固定電話の電話番号を利用することが可能です。
その他にも電話追加契約により、2つの電話番号を利用する事が可能です。ISDNでファックスを別番号でご利用になられていた方や2世帯住宅でそれぞれの世帯で電話番号を持ちたい方にも便利なサービスになっています。
※2本目の電話番号の利用には月額料金450円が別途発生します。
※auひかりマンションの一括コース及びタイプF、ギガを申し込みの場合、2本目の電話は 追加申し込みできません。
※2本目の電話番号を利用するにはHUBの利用が必要です。
2. 主なオプションサービスと月額料金について
auひかり電話ではNTT加入電話と同等のオプションサービスが利用できます。
特に、上図に書かれている「電話オプションパック」と呼ばれるサービスのオプションには、以下の5種類があります。
- 割込通話
- 発信番号表示
- 番号通知リクエスト
- 割り込み番号表示
- 着信転送
これら5種類のオプションは、「電話オプションパック」により、2つ以上の申し込みで料金が500円以上になった場合、自動的に月額料金が500円になります。
5種類のオプション全て利用すると1,500円になるので、最大1,000円分もお得にオプションサービスを利用する事が出来ます。次の項目では、各オプションの詳しい解説を行っていきます。
割込通話
月額料金が300円で、通話中に別の相手から着信があった場合に最初の電話を保留にし、後からかけてきた相手と通話ができるサービスです。(NTTのキャッチホン相当。)
発信番号表示
ご利用の電話機がナンバーディスプレイ対応の場合、かけてきた相手の電話番号を電話機等のディスプレイに表示するサービスです。(NTTのナンバーディスプレイ相当。)
月額料金は400円となっています。
番号通知リクエスト
電話番号通知せずにかけてきた相手に、「電話番号の前に186をつけてお掛けなおし下さい」という音声ガイダンスを流して、電話番号の通知を要求するサービスです。(NTTのナンバーリクエスト相当)。
月額料金は200円となっています。
割り込み番号表示
ご利用の電話機がキャッチホンディスプレイ対応で、通話中に別の相手から着信があった場合、あとからかけてきた相手の番号を電話機等のディスプレイに表示するサービスです。(NTTのキャッチホンディスプレイ相当)。
月額料金は100円です。
着信転送
契約回線に着信があった場合に、あらかじめ設定した転送先に通話を接続するサービスです。月額料金は500円となっています。
3. その他のオプションと月額料金
先ほどの5つのオプションの他にも、ひかり電話を便利に利用するオプションが3つあります。
- 迷惑電話撃退
- KDDI電話auで着信確認
- 050番号サービス(KDDI-IP電話)
これらのオプションは、電話オプションパックの料金に上乗せされますので、必要な方はぜひ申込みを行いましょう。
迷惑電話撃退
迷惑電話撃退の登録行った番号からかかってきた場合、発信者に対して音声ガイダンスを流し、着信を拒否することができるサービスです。
着信拒否設定をしている番号からかかってきた場合は、着信しても着信音がなりません。( NTTの迷惑電話おことわりサービス相当)。月額は700円となっています。
KDDI電話auで着信確認
契約回線に着信があった場合に、あらかじめ設定したauケータイに着信履歴またはSMS (Cメール)で着信をお知らせするサービスです。月額は無料です。
050番号サービス(KDDI-IP電話)
KDDIのIP電話に発信する際は通話料が無料になるサービスです。月額は150円となっています。
以上のように、auひかり電話ではオプションサービスも充実しており、用途に合わせて便利に利用する事が出来ます。
4. auひかり電話のその他の特徴
ここからは、auひかり電話のその他の特徴として、電話番号の引継ぎなどを詳しくご紹介していきます。
①電話加入権が無くても固定回線の電話番号が持てる
auひかり電話サービスでは今の電話番号をそのまま引継ぐ事も、固定電話を新設しても電話加入権不要で利用することができます。
②電話番号の引継ぎができる
番号ポータビリティーを利用することで現在利用中のNTT東日本・NTT西日本の電話番号をそのまま引継ぎ、利用することが可能です。
番号ポータビリティーの条件
① NTT東日本、NTT西日本の一般加入電話(アナログ)およびISDN (総合デジタル通信サービス)の電話番号であること。
②現在利用中の電話番号で、かつ利用場所に変更がないこと。
この条件を満たしていれば番号ポータビリティによって現在利用中の電話番号をそのまま引継ぐ事が可能です。
③新設でも電話加入権は不要
auひかり電話なら、電話回線を新規で契約する際に必要なNTT電話加入権が不要です。ただし、auひかりを新規契約時には別途工事費や登録料が発生するので注意が必要です。
※工事費は物件種別やプランによって異なりますが、
- auひかりホームタイプ:初期費用(工事費含む)37,500円+登録料3,000円=初期費用合計 40,500円
- auひかりマンションタイプ:初期費用(工事費含む)30,000円+登録料 3,000円=初期費用合計 33,000円
上記が標準的な費用となります。
番号ポータビリティーが不可の場合、または引継ぎを希望しない場合
今まで利用していた電話番号の引継ぎができない場合や引き継ぎを希望しない場合、KDDIより新しい電話番号(03〜や06〜の番号)が付与されます。
ただし、この場合は本人で電話番号を選択することはできません。また、現在利用中の電話サービスは継続されるので、必要に応じて、ご自身で休止等の手続きが必要となります。
5. auひかり電話は利用しなくても加入した方がお得
auユーザーであれば、auひかり電話は利用しなくても加入したほうがお得です。なぜならauひかり電話はauスマートバリューの適用条件だからです。
冒頭でauひかり電話の基本料金は月額500円とお話しさせていただきましたが、auスマートバリューが適用されると500円を超える割引を受けることが可能です。
auスマートバリューとはauスマホと対象の固定通信サービスを利用することで、auスマホの料金が2年間最大で2,000円割引されるサービスのことです。
対象の固定通信サービスではネットと電話が基本で、auひかりとauひかり電話サービスを利用することでauスマートバリューが適用されます。
なので、 auスマホを利用しているauユーザーであれば、月額500円以上の割引が2年間適用されるので、たとえauひかり電話を使わなかったとしても加入した方がお得に利用することができます。
6. auひかり電話だけの申し込みは可能か
auひかり電話サービスは基本的には電話のみ単体で利用することは不可能です。ただし一定の条件の場合のみ電話サービス単体で利用することが可能です。
電話のみ利用できる場合は、auひかりマンションタイプで、配線方式がVDSLまたは LAN配線の場合のみ電話サービス単体で利用することが可能です。
ただしauひかりマンションタイプでもマンションギガやマンションギガミニの場合は電話サービス単体で利用することはできません。
その他、住居が戸建てタイプの場合は電話サービスのみで利用することはできません。auひかり電話単体で利用する際の注意点として、電話のみの利用の場合は月額500円で利用することは出来ません。
月額500円で利用する為にはネットと電話セットで利用することが条件となっており、電話単体で利用する場合は月額1,400円がかかります。
とはいえNTT一般加入電話では月額1,700円の基本料金が発生するので、それと比べれば少し安く利用することが可能です。
また、auひかり電話のみ利用の場合、デメリットとしてauスマートバリューの対象外となります。
auスマートバリューは先ほどお話ししたようにauスマホ利用と対象の固定通信サービスへの申し込みとなりますが、auスマートバリューの対象となるのは「ネット+電話」か「ネット+電話+テレビ」を利用をしている時のみとなります。
auユーザーでauスマートバリューを適用させてお得に利用する為には特典対象外となり、月額料金も上がってしまう電話単体での利用はデメリットとなる為オススメしません。
7. auひかり電話を残す事は可能か
auひかりを利用中でauひかり電話だけを残す事は可能です。ただし、これも条件がある為注意が必要です。
auひかりの電話サービスのみを残して利用する場合、マンションタイプである事とプロバイダにau one netを利用している事が条件となります。
auひかりのプロバイダでau one net以外を利用している場合、auひかりを一度解約し、再度プロバイダにau one netを指定してauひかり電話のみ利用で申し込みを行う必要があります。
この手続きを行うと解約や再契約にかかる費用が発生したり、特典が受けられないなどデメリットの方が大きくなってしまうのでオススメはしませんが、どうしてもauひかりの電話サービスのみ残したい(利用したい)という方は条件を満たしていれば可能です。
8. まとめ
今回はauひかりの固定電話サービスのauひかり電話についてご紹介させて頂きましたが、結論としてauひかりを利用するならauひかり電話にも加入した方がお得になります。
現在、既にNTT加入電話を利用されている場合だと電話番号の引継ぎも可能で月々の料金も安く抑える事が可能です。
また、auユーザーであれば仮にauひかり電話を利用しなくかったとしてもauスマートバリューの適用により、auひかり電話の基本料金以上の割引を受ける事が出来ます。
固定電話の見直しやauひかりの利用を考えている方はauひかり電話への加入も一緒に検討してみて下さい。