Marubeni光って知ってる?料金や工事費、解約時の違約金をまとめてみた!

光コラボレーションにより、様々なインターネット回線事業者が軒を連ねる中、「Marubeni光」というインターネット回線事業者を、皆さんはご存知でしょうか。
まだまだ知名度が高いとは言えないMarubeni光ですが、一体どのようなサービスや料金プランを展開しているのか、気になるところです。
そこでここでは、Marubeni光とはそもそもどんな会社なのか、auひかりといった有名なインターネット回線事業者である他社と比較した時、どのような良い点があるのか、ユーザーにとってお得と言えるのかといったところについて、解説していきます。
Contents
1. Marubeni光の運営会社
まずは、Marubeni光を提供している会社概要等、基本的な情報から解説していきます。
Marubeni光は、丸紅グループの企業で、「MXモバイリング株式会社」の小会社である、「丸紅テレコム株式会社」が運営しています。
設立は2015年4月1日で、丁度光コラボレーションが開始された時期と同時期です。従業員数は、2017年4月1日の時点では90名の少数精鋭態勢となっています。
社名 | 丸紅テレコム株式会社 |
設立 | 2015年4月1日 |
所在地 | 〒135-0061
東京都江東区豊洲三丁目2-24 豊洲フォレシア |
代表者 | 横井 利明 |
従業員数 | 90名(2017年4月1日時点) |
事業内容 |
|
主な事業内容としては、Marubeni光といった通信サービスの提供を主に展開しており、さらに電光表示板情報配信システムの開発や、緊急通報/アンプ確認システムの開発も行っています。
事業内容の主軸は、やはりMarubeni光を中心とした通信サービスの展開であるとしており、今後どのように発展していくのか、期待値の高い会社です。
2. Marubeni光でかかる料金
続いて、Marubeni光が提供している料金プランについて、月額料金を始め、工事費や解約時の違約金を詳しくご説明していきます。
2.1 月額料金
Marubeni光の料金プランは、大きく分けて「にねん割」「3ねん割」「4ねん割」と、契約する年数によって月々の利用料金が異なります。契約年数が多くなれば、その分月々の料金も安くなる仕組みになっています。
Marubeni光が例として上げている料金を見ると、例えば一戸建てのファミリータイプの場合、Marubeni光とともにMarubeniBBといったプロバイダに同時契約し、4年間契約の4ねん割を適用すると、月々5,180円の利用料金が発生します。
また、同じ条件でマンションタイプの場合、月々の利用料金は3,830円となります。にねん割や3ねん割についても、上記と同じ条件で以下の表にまとめます。
ファミリータイプ | マンションタイプ | |
にねん割 | 5,280円 | 4,780円 |
3ねん割 | 5,180円 | 3,830円 |
4ねん割 | 5,180円 | 3,830円 |
※最大速度100Mbpsの料金表。1Gbpsでは+250円となる
2.2 工事費
工事費用に関しては様々ありますが、一戸建てにお住まいで新しく回線を通す方は、19,000円の工事費用が発生します。
既にケーブルを自宅に通してある場合は、9,600円の工事費用が発生します。この工事費用は、マンションタイプであっても同様です。
ただしこれは、工事担当者が自宅に訪問する場合の料金です。訪問を必要としない場合は、どちらの住宅タイプであっても、一律2,000円の料金でまかなう事が出来ます。
つまり、工事費において重要なポイントは、工事担当者が自宅に訪問する必要があるか、そうでないかという点です。
ですが、これはMarubeni光が独自に判定するとのみ記載されており、明確にはされていないため、前向きに検討をするのであれば、一度お問い合わせをして確認する必要があります。
2.3 レンタル機器の料金
また、月々の利用料金の他に、レンタルをして使うものもあります。レンタル機器には以下の2つがあります。
- ホームゲートウェイ
- 無線LANカード(子機)
ホームゲートウェイとは、簡単に言うと光電話に対応しているルーターです。こちらをレンタルする際には、月々350円のレンタル料金が発生します。
ホームゲートウェイをレンタルするかどうかは光電話の有無によって変わります。光電話を契約しない場合には、ホームゲートウェイをレンタルせずに、一般的な無線LANルーターを利用して構いません。
しかし、Marubeni光の光電話を利用する場合は、ホームゲートウェイが必要となりますので、レンタルするのが良いでしょう。ちなみに光電話は月々300円の利用料となっています。
また、Marubeni光では、月々300円で無線LANカード(子機)をレンタルすることも可能です。
無線LANカード(子機)とは、ホームゲートウェイを親機とした時に、ホームゲートウェイが発信する電波を受信する装置のことを指します。
ノートパソコンやデスクトップパソコンに「無線LAN機能」が搭載されていると無線でのインターネット接続は可能ですが、もし搭載されていない場合は、こうした無線LANカード(子機)をパソコンに差し込む必要があります。
無線でネットを繋ぎたい場合は、こちらの無線LANカードをレンタルしましょう。
2.4 解約時の違約金
そして気になる違約金は、契約単位によって異なります。料金プランの例でも出した4年契約をここでも例に見てみると、
- 1日から12ヶ月目以内の解約:36,000円の違約金
- 13ヶ月目から24ヶ月目以内の解約:24,000円の違約金
- 25ヶ月目から36ヶ月目以内の解約:12,000円の違約金
- 37ヶ月目から48ヶ月目以内の解約:9,500円の違約金
という流れで違約金が発生する仕組みとなっています。ちなみに49か月目には更新月として解約しても違約金は発生しませんが、更新月を過ぎた50ヶ月目以降になると、9,500円の違約金が発生します。
2.5 支払い方法
月々の料金も違約金も、お支払い方法を選択できるようになっています。選択肢は、「クレジットカード払い」、もしくは「口座振替」の2種類です。
クレジットカード払いの場合は料金は一切発生しませんが、口座振替の場合、口座振替事務手数料というものが、170円発生します。
3. Marubeni光のその他の特徴(オプションサービスや提供エリア)
続いて、Marubeni光のその他の特徴について詳しくご紹介してきます。
今回は、
- オプションサービス
- 提供エリア
の2つに絞って詳しくご紹介していきます。
3.1 オプションサービス
Marubeni光では、2つのオプションサービスを展開しています。
Marubeni光テレビ
月額料金660円で、地デジ、BSデジタルを含む全チャンネル(一部有料)を楽しむことが出来ます。さらに光テレビのためアンテナも必要ありません。
こちらのオプションサービスの月額料金は660円です。
Marubeni光アプリ放題シリーズ
こちらのオプション内容はいくつかのシリーズに分けられています。
通常の「アプリ放題/550円(月々)」では、ウイルス対策ソフトに加えて、パソコンソフトが120本使い放題(「筆王」「スーパーセキュリティ」等)があります。
「アプリ放題 for Business/1,100円(月々)」では、ビジネスに関係したパソコンソフトが100本以上使い放題です。
「アプリ放題 for Mobile/400円(月々)」では、有料でリリースされているアプリを90本以上使い放題となっています。
「スーパーセキュリティ(PC用セキュリティソフト)/350円(月々)」では、世界一と言われているウイルス対策ソフトが提供されます。
3.2 提供エリアが広い
そしてもう一つの特徴は、NTTコミュニケーションズが提供しているエリア全てに対応しているため、東日本西日本を問わずに、全国エリアで利用が可能であるという点です。
つまり、日本全国のかなり広範囲でMarubeni光を利用することが出来ます。
4. Maruberni光を他社と比較してみよう!
では最後に、Marubeni光は本当にお得なインターネット回線事業者と言えるのかについて、他社と比較をしながら検証してみましょう。
ここでは分かりやすいように、例としてフレッツ光と、auひかり、Marubeni光の三社で比較を行っていきます。表にして比べてみると、
Marubeni光 | フレッツ光 | auひかり | |
月額料金 | 最大5,200円 | 最大5,700円 | 最大5,100円 |
工事費用 | 最大19,000円 | 最大18,000円 | 最大37,500円 |
違約金 | 最大36,000円 | 最大9,500円 | 最大9,500円 |
キャンペーン数 | 3種類 | 4種類 | 7種類 |
スマホセット割の有無 | 無 | 無 | 有 |
月額料金や工事費用、違約金に関しては、どれも最大のものを記載しました。
こうして比べてみると、月額料金ではauひかりが最も安いですが、工事費用は三社の中で最も高いです。工事費用は、通常分割となり、月々の利用料金に上乗せとなります。
Marubeni光を見てみると、料金や工事費用に関しては平均的ですが、違約金が圧倒的に高いことがわかります。
月額料金についてここでは、最大の5,200円を記載していますが、4ねん割を使って月額料金を安くしても、せいぜい1,000円程度の違いしかありません。
さらに、キャンペーン数が少なく、セット割が無いという点も大きな弱点です。
ここで言うセット割というのは、スマートフォンとの併用をした時に、割引を受けることが出来るかどうかを指しています。
ここで併用することが出来れば、インターネット回線の料金とスマートフォンで発生する料金を「通信費」として一つにまとめて管理を行い、さらにひと月あたりの通信費を抑えることが出来ます。
セット割を行っているのは、auひかりのみです。さらに、キャンペーンが最も充実しています。
auひかりでは、この豊富なキャンペーンの中に、工事費が無料になるキャンペーンがあったり、高額のキャッシュバックを得られるキャンペーンも入っていて、とてもお得です。
さらに、auのスマートフォンと併用してauスマートバリューを適用することで、最大2年間、月々最大で2,000円の割引を受けることが出来ます。
つまり、通信費全体が安くなるのです。
5. まとめ
ここまで、Marubeni光を提供する会社や、Marubeni光が展開している料金プラン等について見てきましたが、他社と比較してみると、auひかりの方がお得と言えます。
何故なら、Marubeni光はauひかりに比べると、Marubeni光のキャンペーン内容も充実しているとは言えない上に、スマートフォンとのセット割もありません。
ところがauひかりでは、そうした痒いところに手が届くキャンペーンが充実していて、通信費という大きな枠組みで見た時に、auひかりの方がお得だと言えます。
auひかりのさらに詳しい情報を知りたい方は、以下の記事より参考にしてみてくださいね。
>>auひかりの料金やお得なキャンペーン情報についてはこちら